良ク噛ンデ生キマセウ

何か日常的に食べたり飲んだりしたものを多分書きます。

13杯目「柳生一族からの挑戦」

休みだったのでサイクリング(と言う程走ってないけど)がてらにお昼ご飯を買ってきましたよ。
知っている人は知っている、かの「柳生精肉店」で。

ここは住宅地のド真ん中にある普通の精肉店なんですが、惣菜やお弁当も作ってるんですよ。
そしてここのお弁当がですね・・・。スゲエッ!

何がスゲエって量ですよ量。

どこかのブログに書いてありましたが、重さ量ったら700gですって。軽いダンベルだこれ。

ここを良く使う知人がお店で言われたらしいのですが、「うちは基本が大盛りなんで、量を増やして欲しい時は特盛りになるよ。」との事。
700gの特盛りだから1kg位?かな?

まあ兎も角、量の多いお弁当なんですが。
味も悪くないんですよ。寧ろ美味しい。

そんな訳で今日のご機嫌ランチは、生姜焼き弁当と玉子丼の2ツだよ!
合わせて1.4kgだよ(推定)!

自分でもどうかと思いますが、多分いける!
前に食べたら死ぬ程きつかったですが、完食したからいける筈!

そんな訳で買って参りましたよ(画像無し)。

まずは生姜焼き弁当から攻める事に。

生姜焼きはちょっと独特で、片栗粉で肉を絡めてあり、味が良く染み込んでいてご飯のおかずに素晴らしい一品でした。
ごま油がちょっと面白い感じのアクセントになっていて、なかなか楽しめました。

ただここのお弁当、ご飯の量に対しておかずがスンゴイ量なんですよね。

メインの生姜焼きも大量にあるのに、筑前煮みたいな煮物に、揚げシュウマイ半分に小さいオムレツみたいなのに磯辺揚げに、更に木耳と牛蒡のサラダがどれもがっつりついてるんですよ。あ、あとウィンナーもあった。
どんな配分で食べてもおかずが余りまくる・・・。

そして次は玉子丼に。ここの丼ものは既にカツ丼、豚キムチ丼、親子丼と制覇しているので、今回は未だ未経験だった玉子丼に。

うむ、これ旨え!スンゴイ旨え!

あったかいご飯によぉく味が染みこんでいて、其れでいてつゆだくのように汁っぽく無く、程よい加減の染み込み具合。
そして上に乗っているフワフワトロトロの玉子部分が完成度高し。

全部の玉子がフワフワトロトロなのでは無く、きちんと火の通った硬めの部分もあり、その食感の違いがまた妙で実に美味しゅう御座いました。

ここの丼もの弁当は、現在の所、自分の中での評価は「豚キムチ丼<カツ丼<親子丼<玉子丼」で御座います。
親子丼を食べた時も「此れ旨いなぁ」としみじみ思いましたが、玉子丼のが上でした。

先に生姜焼き弁当を食べて、お腹が膨れ始めて来て、これ以上食べると後でキツいかも知れない・・・と感じながらも、最後迄箸が休まらぬ美味しさでした。
食べた後が超苦しかったですが。

でも前に2ツ食べた時よりも楽でしたな。今度食べる時も2ツ食べる事にしましょかね。

12杯目「あけましておめでとう」

そんなこんなで2014年で御座います。

ちょいと年末は仕事が立て込みすぎていて、大したこともしない内に新年になるというのが通年行事なんですが。
まあどうにか新年を向かえ、漸く休みも頂けたので飲みに行ってまいりました。久し振りに。

場所は毎度の雅び!と行きたかったのですが・・・。
スンゲエ満席で断念。

んで、近くなんでドランケン・ダックの方に出向いたら、こちらはガラガラでありまして。
んじゃあここにすっぺ、と言う事で新年一発目はドランケン・ダックに。

適当にギネスを飲んで、ボサーッとしていたら、何やらカウンターに見慣れぬサーバーがあるじゃないですか。
しかもサーバーの上には、見た事無いお酒のボトルが、逆さまに3本程突き刺さっているという。

「何すかこれ?」
「これはイェーガーマイスターのコールドサーバーですよ」

ほほー。これが噂のイェーガーマイスターのコールドサーバーですか。
って全然知らねえって。初めて見たし初めて聞きましたよ。

店員さんの説明によると、ドイツのお酒で冷やして飲むのが基本の品だそうで。
昨年の夏ごろ、エキストラコールドなんてビールが日本にもありましたが、あんな感じで-20℃に冷やして飲むお酒なんだそうで。

こりゃ飲むしかないでしょう。

と飲んだのですが、こう、めちゃくちゃ甘くてミントの香りが強くて。でも何となくと言うか、コカ・コーラっぽい風味?
試験管みたいなので飲むのも面白いというか何と言うか。

甘くて風味が爽やかで、尚且つキンキンに冷やしてあるんで、飲み口は素晴らしく良いです。
でもアルコールは35度と、決して低くは無いので、お酒に弱い方は注意して飲みましょう。

その次はこれまた見た事無い品で、DeadHeadなるラム酒を頂きました。
最近はダーク・ラムばかりを飲んでいたので、ブラウン・ラムは大変新鮮な味わいでありました。

やや酸味がかったような味わいで、ボトルのデザインも面白い作りで、ちょっと自分でも買いたいなぁとか思ったり。

その次に何を飲もうか考えていたら、知り合いから連絡があり、別の店で飲んでいるから来いよ!と誘われたのでそっちへ。
まあ普通の居酒屋で、ダラダラと食べたり飲んだり喋ったりして帰りましたとさ。

11杯目「飽く迄仕事也」

予め断っておきますが。仕事の営業を兼ねた呑みですよ。
決して月曜のしょっぱなからお酒が飲みたくなった訳では在りませんからね!

と断りを入れておいて、と。
山甚道場にて飲んで参りました。

12月になると、自分の勤めている仕事は超多忙になるんですよね。
なのでピークを迎える前に、ちょっと刺身で日本酒でもいっちゃうぜ!とか思ったので営業の「ついで」に行って来たわけですな。

カワハギの刺身、久し振りに食べてきましたぜ。

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肝を醤油に溶かして食べるんですが、カワハギ自体は癖の無い白身の魚で、其処に肝のコクが加わり、日本酒に大変良く合う刺身になるのです。
久し振りに食べましたが、矢張り旨いですなぁ。

刺身を食べた後は、ちょっと暖かいものが欲しくなったので焼き鳥と銀杏を注文です。

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焼き鳥はネギマ、つくね、砂肝の3本を塩で頂きました。
焼き鳥で日本酒を飲む時は塩が一番ですな。

そして塩煎り銀杏。此れもまた今の時期のお楽しみで、素晴らしく日本酒と合いますなぁ。
特に銀杏はひたちなか市の木が公孫樹という事もあり、今の時期になると銀杏が半端無く売られているんですよね。

昔はそこかしこの公孫樹の木に、お年寄りが集まって銀杏拾いをしている光景が見られたものです。
しかし道路の中央分離帯のような、危険な場所でもお構い無しに採取行為を行うんで、早々に実がならないように剪定されてしまい、銀杏を採取するお年寄りの光景が余り見られなくなりましたが。

それは兎も角として、銀杏は塩煎りが一番旨いと思います。
そして日本酒にもバッチリ過ぎると思いますな。

今週は仕事の方がちょいと忙しいので(今週に限らず今月はですが)、飲むのはこの位にして帰宅で御座います。
まあ帰りに近くの気になっていたラーメン屋さんに立ち寄って食べてきましたが(れんげ屋とか言うお店)、とんこつだったとは・・・。

まあとんこつ嫌いでは無いのですが、普通のラーメンの方が飲んだ後には旨いと思うんですよね。
お店の看板には「飲んだ後の〆の一杯に!」みたいに書いてあったんですが、ちょっとどうなんだろと、個人的には感じた次第です。

あ、でもラーメンそのものは美味しかったです。替え玉しようかと思った位に。
今度は普通に夜食で来ようと思いましたな。

10杯目「一人梯子」

何という事でしょう。更新しないで一ヶ月以上も経つなんて。

途中で気付いてはいたんですよ。更新してないよ!って。
でもこういうのって一度放置すると、なかなか更新しづらくなるんですよねぇ。

然し其れでは駄目だ!と思い立って、更新再開で御座います。
まあもう直ぐ仕事の方が毎年恒例のクソ忙しい時期になるんで、そうなるとまた更新とまると思いますが・・・。

それはさておきまして。

水曜日がお休みだったので、火曜日は飲みに出掛けて参りました。
給料も出て日も浅いしで、まったりと旨い肴に日本酒なんか頂いちゃうぜ!と思いまして、毎度の雅びへと来店であります。

そして席に着くなりメニューの所に見慣れぬ書状が。

「開店以来、素材に偽り無くやっておりますので安心してお召し上がり下さい云々・・・」

例の産地偽装騒ぎを受けて、斯様な書状を書き認めているとの事。
そんなんしないの判っているからこのお店に来ているんですけどね。まあこういう小さいお店は何かと大変ですな。

そんなこんなでビール(琥珀ヱビス)を飲みつつ、まったりとお通しを頂く。
然し今回のお通しは豪華過ぎた・・・。

炙り漬けマグロの山掛けとポテトサラダでしたが、ポテトサラダの上には何やら黒いツブツブが。
キャビアだこれ!

やや弾力のあるプチプチした食感と、イクラとは違った風味が日本酒に合いますよ此れは。
まあ飲んでいたのはビールですけどね。

然しこの日は座敷の方が満席状態で、ちょっとお店が忙しそうでありました。
お店が忙しいのは良い事ですな。

頃合を見て次は日本酒にシフトであります。日本酒はリストを見て「此れは飲まねば!」と思っていた菊盛の樽酒に。
樽酒ってあの木の香りがするのが好きなんですよねぇ。

そして合わせるつまみは関鯖の刺身と鱧のさつま揚げであります。
ホントは〆鯖が食べたかったのですが、無かったのでお刺身で。

それにしても刺身旨えすなぁ。此れが旨いと思える自分を褒めて上げたいですよ。

菊盛が飲み終わったので、次は惣誉のひやおろしを飲みつつ、鱧のさつま揚げを頂く事に。

がしかし、食べ始めて直ぐに職場から電話がありまして。
内容的には大した事でも無かったのですが、内容が気になったので已む無くお店を清算して一度職場へ。

トラブルという程でもなかったのですが、一応の事情説明だけして納得して貰えたのでまあ何よりで。

しかし飲み足りない・・・。
のでそのまま今度は別のお店へ。
久し振りにドランケン・ダックへ突撃ですよ。

何時もの店員さんに「久し振りですね。」とか言われつつ、何にするか決めかねていたら「こんなのありますよ。」と、バーボンを差し出されまして。
Jack Danielsの蜂蜜漬けだそうですよ。

何でも最近はバーボンに蜂蜜混ぜるのがプチブームだそうで(Jim Beamも同じようなもの作ってるらしい)、前にここでドランブイを瓶が空くまで飲んでいた事があり、是非飲んでみて下さいとの事で。
早速頂きましたが、甘いなこれ!

大変に甘いんで、個人的にはジュース感覚だと思いました(アルコールも35℃と低め)。
しかしこの店は色々と面白いものを仕入れますなぁ。定期的に来て新しい酒の情報収集しないとならんですな。

9杯目「ひやおろし」

職場にて。ちょっと色々とゴタゴタがありまして。
スンゴイ仕事量が増えまくりーな状況がここ暫く続いておりまして。

旨い食い物だ!あと旨い酒もだ!という思いに駆られまして、火曜日にですがちょいと飲んで参りました。
こういう時は奮発しないとダメですんで、雅びにて刺身に日本酒にと、フルコース行かざるを得ないのであります。

でも次の日仕事なので、余り飲んでしまうとアレですから、日本酒は2合までにしておこう、と心に誓っての入店であります。

週初めの火曜日という事もあり、尚且つ開店がPM5:30からの店に5時位に入店したので、当然他にお客様は居りませんでした(当たり前だ)。

さて。先ずは暑かったのでビールです。もう贅沢にヱビスビールですよもう!しかも琥珀!
其れをジョッキで惜しげもなくガガガーッと流し込むこの贅沢感。罰当たりと言われても反論出来ぬ程の所業。

そして最初のお通しで(今日のお通しは湯葉豆腐と海鮮マリネ)、ビールを2杯程頂き、本日の目的である刺身&日本酒へ。

 

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刺身はこのお店に来たなら是非共食べておかねば成らないであろうしめ鯖であります。

ここのお店のしめ鯖は、酢のしめ具合と良い鯖の脂の乗り具合と良い、パーフェクトの出来だと思いますな。
噛むと口の中で鯖の脂がジンワリと出て来て、噛めば噛む程鯖が口の中で縮んでいくかのような食感は、初めて食べた時に「此れがしめ鯖と言うものか!」と思ったものです。

でもしめ鯖頼んだらマスターに「蛸好きだから頼むと思ったんですが。」と言われ、んじゃあ頼むしかないだろう!と言う訳で水蛸のぶつも(でも色々と食べたいのでどっちも半人前で造って貰った)。

日本酒は最近になってぼちぼち出始めたひやおろしを頂く事に(銘柄は大観)。

そして刺身+日本酒のコンビネーションが終りそうになったので、次はどうしよっかなーとメニューを見ていたら、穴子の醤油焼き発見ですよ。

「マスター、穴子は醤油焼きだけなんですか?」
「白焼きも出来ますよ。」
「じゃあそれで!」

という訳で出て来ました穴子の白焼きであります。

 

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飲み物は巌のひやおろしで御座います。

自分、穴子はお寿司屋さんでの煮穴子しか食べた事が無かったんですが、ここで白焼きを食べた際に、穴子は白焼きのが旨い!と思ったものでして。
以後、ここに来て穴子があった時は、白焼きを食べておるのですよ。

白焼きはこの、表面がカリカリで、中はホクホクな焼き加減がたまらんですな。
山葵乗っけて醤油をちょこっとだけ付けて、あわてずゆっくりと味わうように食うべし。

でも穴子だけではちょっと物足りなかったので、追加で出汁巻き卵を注文です。

出汁巻き卵は旨いんです。実に。
ワカコ酒でも言われておりましたが、半熟の柔らかさでは無く、焼き上げた堅さでも無く、独特の程好い「層」な焼き加減が出汁巻き卵ですな。

それにちょこんと大根おろしを乗っけて、醤油をしたっと垂らして熱々の内に運ぶべし。

でも穴子と出汁巻きで飲んでいたら、出汁巻き半分程で日本酒がつきまして。どうしようか迷っていたのですが、結局物足りなかったので、もう1杯日本酒を追加ですよ。
最後は秋田富士の秋上がりで御座います。

んで、出汁巻き卵だけでは足り無そうだったので、追加でいかわさなる品を注文です。
たこわさをイカで造った品なのですが、小さい蛸が入っているたこわさとは違い、大振りに切られたモンゴウイカがこれでもかと入って居り、イカ好きな自分にはたまらん品でした。

飲み食いが終わり、ふと入店当初から気になる品があったのでちょいと拝借です。

 

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うめてんてー何してるんですか(いやこの場合、木内酒造が何やってんだ)。
噂には聞いておりましたが、現物は初めて見ましたよ(中身は入っていなかったけど)。

何故にこげな品がこの店に・・・?と思ったら、どうやらお客さんの誰かが持ってきたようで。
うめてんてーの漫画とか読んだこと無いので(作品自体は知ってるけど)、正直、興味は無いのですが、お店においてあると違和感が・・・スゲエ・・・。

そんなこんなで5時から飲んでいたので、7時半にはお暇する事に致しました。
一人飲みは時間も掛からず、色々自由に飲み食い出来るので気楽で良いですなぁ。

8杯目「喰らう」

土曜日の事。

今週は仕事が色々あって、それはそれはもう心がやさぐれるわ疲れはピークだわで豪い目に合いまして。
こういう大変だった時は、頑張って乗り切ったのだから何か美味しいものでも食べて帰ろうじゃないか!と思い立ちまして。

しかしこう、美味しいものと申しましても、こういう時は案外豪華過ぎるものは宜しくないのですよね。個人的に。
もっと食べなれていて、其れでいて旨いものがこういう場合は心に響くような気がします。

自分が借りている駐車場の直ぐ目の前には、一軒の蕎麦屋さんが御座いまして。
今流行の団塊世代が趣味で覚えておっぱじめた、手打ち蕎麦の店のような堅苦しい雰囲気のお店では無く、昔からある町のお蕎麦屋さんなのですが。

兎に角此処は旨いっ!ので此処で食って帰る事に。

自分、蕎麦好きになったのがここ数年での事なので、蕎麦が「どう旨い」と言う事を理解する迄には至っておらぬ未熟者なのですが、然し「どう旨い」かは理解しておりませぬが、「旨いか不味いか」は判ります。
その上で申しますが、この蕎麦屋さんは旨い、のです。

蕎麦は自分好みの固めの蕎麦で、噛むと(表現的にアレだけど)アルデンテで茹でられたパスタに近い食感であり、麺の細さと相まって、その噛み応えは実に心地良いものでして。
其れをつるつると手繰り、軽く租借して喉へ流し込む工程は、食べる事でしか得られぬ愉悦と申して差し支え無いでしょう。

そして蕎麦汁がまた素晴らしい。

出汁は鰹出汁をふんだんに使っていて、やや甘味のあるその味わいは蕎麦を手繰る手が止まらんですよ。
蕎麦を食べ終えた後に出される蕎麦湯も、蕎麦汁に合わせて頂くのもたま素晴らしいです。甘味が利いているのがここで特に光って来ますな。

そんな訳でここの蕎麦が大変に好きなのですが、今回は蕎麦がメインでは御座いません。
蕎麦屋さんのもう一つの顔と言って差支えが無い「カツ丼」がメインで御座います。

自分は兎に角丼ものが大好きでして。カツ丼は言わずもがな。中華丼にカルビ丼に牛丼に親子丼に卵丼にカレー丼に、あと何だ。まあ兎に角丼ものは何でも大好きなのですよ。
そして其の中でも特にカツ丼は愛して止まぬ丼ものなので御座います。

そしてこのカツ丼は、どういう訳か蕎麦屋さんのが一番旨いんですな。
丼ものの専門店や、とんかつ屋さんが作るカツ丼も実に旨いですが、蕎麦屋さんのカツ丼に勝るものは無いと断言して差し支えは無いでしょう。

ううむ。今回は前置きが兎に角長くなってしまった。まあ無計画に綴っているからしゃあないですよね!

そんなこんなで蕎麦屋さんに突撃しながら、カツ丼を食す訳ですが。
蕎麦屋さんに来たのに蕎麦を食べないのは、道義に反すると言うか何と言うか。自分の中では許せぬ行為なのであります。
なのでもりそばも一緒に注文するよ!セットじゃなくてどっちも単品でね!

※今更ですが自分は量を食べる方なのです。年齢考えると相当アウトですが、死ぬ迄治らないと思います。

そんなこんなで待つ事数分。先に運ばれてきたのはカツ丼で有ります。

カツ丼の乗っているお盆の上には、小鉢に野菜サラダ、小皿にキュウリのお漬物、汁椀には御御御汁と、極限まで無駄を省き、尚且つこの上無い程にベストな組み合わせ。
御御御汁を一口飲んで、さあカツ丼を食うぜ!と手を伸ばす。

物の本によれば世界中を見渡してみても、お椀やお皿に直接口を付けて食べるスタイルがあるのは日本だけだとか。
だったら丼も口に付けてかっ込まなくちゃならないですよね!
作法も何も無く、兎に角かっ込む。此れが寧ろ丼ものの作法のような気がして居ります。

いやいやしかしこの蕎麦屋のカツ丼てのは、どうしてこうも旨いのでしょうかね。

カツ丼はやや甘く味付けされていないと個人的にはアウトなのですが、この程好い甘さと加減の聞いた出汁の風味。そしてその味付けが御飯にも具にも程好く染み渡る汁加減。

一心不乱にかっ込んでいると、やや遅れてもりそばの登場ですよ。

しかし、麺が延びるだの乾くだの。そんな事気にしちゃいけません。先ずはカツ丼を倒すのが先です!
猫舌なので、余り熱いものは得意では無いのですが、此ればかりは暑いうちに始末するのです(でも冷まして冷たくなったカツ丼も味が馴染んで其れは其れで旨い)。

カツ丼を始末し、サラダや御御御汁をも平らげたらもりそばに着手ですよ。
もうデザート感覚で。

カツ丼を頬張って火照った身体には、このもりそばの冷たさが実に良いっ!
行き成り薬味を入れるのは自分的にアウトなので、先ずは蕎麦をその汁で手繰るっ!兎に角手繰るっ!

そして蕎麦の残り具合を見ながら、葱、天カス、わさびの順に薬味を投入しつつ、一気に蕎麦を手繰るっ!

旨え・・・。ホンットに旨え・・・。

カツ丼を食いに来たとは申せ、この蕎麦の旨さはまた格別であります。
ざるそばとどっちにするか迷いましたが、海苔が今回は余計な気がしたのでもりしましたが、大正解でした。

蕎麦を手繰っていると、お店の人が「これもどうぞ」と蕎麦湯を運んで来てくれました。
此れがまた、ね。旨いですよね。

蕎麦湯を飲むなら薬味が余計な気がしなくもないですが、個人的に葱等が入った汁を、蕎麦湯を入れて頂くのが好きなのですよ。
そしてここまで急いで食べてきたので、最後の上がり的な感じで、急がずゆっくりと頂くのが良いですな。

いやぁしかし。久し振りにこの蕎麦屋さんで食べましたが、ホント旨いなぁとしみじみ感じましたよ。
お昼の時は街中にある所為で、近くのサラリーマン等でごった返すお店なのですが、夜は近所の方が静かに来る程度になるので、ゆっくりと最後の蕎麦湯を頂けるのもポイントです(夜は出前がメインっぽい)。

向かいのテーブルにいたおじ様が、焼酎水割りをジョッキでガッツリ飲んでいるのを見て、ひじょーーーーに心惹かれましたが、今日は食べる日と決めていたのでこらえましたよ。

今週はホントに仕事が色々とアレでしたが、最後に旨いカツ丼が食べられて、物凄く報われた気になりました。
また来よう。是非来よう。

7杯目「日本印度化計画」

お休みであります。
しかも今日・明日と連休でございます。

涼しくなってきたんで、こりゃPSO2とかCiv5とか捗っちゃうぜ!とか思っていたんですが。
日中、思ったよりも暖かくて、尚且つ肝心のPSO2はメンテだったりで大した事も出来ないんですよね。

しゃあないから昼間から安焼酎でもかっくらって(黒霧島)、のんべんだらりんと過ごしますか!とか思ったんですけどね。

まだまだ若い(と言うには憚られる年齢だけど)身空で昼間っから安酒飲んでダラダラするなんて!ちょっと良さそうだけど人間的にどうなんだそれ!と思ったりもしたんで。
近所に出来たカレー屋さんに昼食食べに行きました。

いやいや待て待て。もっとこう、何か他にする事ぁ無えのかよ割とマジで!と自分でも思わなくも無いですが。
自分、インドカレーが大好きなんですよね。

まあそんなに力込めて「大好きなんだぜ!」って言える程に食べた事が有る訳では無いですが。
でも好きなものは好きなんじゃい!

ただ前にですね。カレー通の知人から言われた事なのですが。
「日本のインドカレーの店は殆どがネパールの方が調理しているので、インドのカレーでは無く、正確にはネパールのカレーに近いものだ」と聞かされた事が御座いまして。
そして行こうとしているお店も、「インド・ネパールのカレー店」って看板出てるんですよね。

何この行く前から湧き出す不安。

だがしかし男は一度決めた事は実行せねばならない生き物なのだよ。
食べないで後悔するより、食べて後悔する道を選ぶのが本懐であります。

なので行って来ました。

看板に偽り無かったです。

店員さんの愛想の良さは大変に良かったんですが。肝心のカレーはちょっといきつけのお店とは違いすぎるなぁと感じました。
やはり「らんがる」のレベルが高過ぎるんや・・・。

でもカレーだけではもの寂しかったので、メニューを眺めていたらラム酒がありまして(当然のようにネパール・ラム)。
ククリ・ラムなる品が御座いましたので、昼間っから飲んで参りました。

ククリ・ラムのスパイスドだったのですが、ブラウンラム特有の香りこそすれど、甘味が殆ど無く、そしてスパイスの独特の香りが後味を綺麗に纏めていて、大変に面白いラムでした。
ただこれ、何かカクテルとかにしたらもっと美味しいんじゃないかなとか無責任な感想を持ったり。

徒歩で行って本当に良かった・・・。
此れでもっとカレーの味が好みだったら良かったのだが・・・。